
こんにちは、Ken-D(けんでぃー)です。
さて、世間はゴールデンウィークですが、いかがお過ごしでしょうか。今日は、最近よくみかける(たまたまかもしれませんが)突発性発疹についてのお話をしようと思います。
突発性発疹とは?
さて、保護者のみなさんは何かと突発性発疹という病気の名前は聞いたことがあるかもしれませんね。
保育園の健康診断や、クリニックなどの問診票で、突発性発疹にかかったことがありますか?などの質問はよくみかけます。
突発性発疹というのはヒトヘルペスウイルス6(human herpesvirus 6; HHV6)に初めて罹患したときにおこります。大抵、生まれて初めての発熱で外来受診されるお子さんに多かったりします。
通常生後6か月~8か月頃にみられることが多いのですが、最近は1歳~1歳半ぐらいでみられることが多くなってきました。ウイルス感染で、基本的には自然経過で治る、予後良好なウイルス感染と思ってよいです。
どんな経過をたどるの?
さて、突発性発疹の最大の特徴といえばよく知られているのが、「高熱が3日ほど続き、熱が下がった後に全身の発疹が出てくる」です。
熱があるときは比較的機嫌は悪くなく、食欲もあり全身状態は比較的良好な場合が多いです。熱が下がって全身の発疹が出てくるタイミングが最も不機嫌であることが多いといわれています(トップ画像のお子さんの画像はニコニコしていますが・・スイマセン)。
高熱のほかには、下痢をきたしたり、咽頭に小さい粟粒大の隆起状の発疹(永山斑といいます)がでることもあります。
発疹がでないタイプもあり、ただの発熱でおしまい、なんてこともあるので、突発性発疹は必ずしも発疹がでないことも知っておきましょう。
注意点
基本的には予後良好ですし、診断がついても特別な治療が必要となることはありません。ただし、稀に脳炎・脳症などの重篤な合併症をきたすことがあり注意が必要です。
突発性発疹のウイルスは、神経に親和性が高いウイルスとして知られています。そのため、合併症として、脳症・脳炎は比較的経験します。また、熱性けいれんも起こしやすいです。
受診の目安
高熱が続くことにより、体力は奪われる方向にいきます。ですから
- ぐったりしている
- 水分が摂れない
- けいれんを起こしてしまった(→救急車で行ってください)
- 尿量が少ない
などの場合は、医療機関を受診しましょう。熱がある期間に突発性発疹と診断するのは難しいですが、データや年齢、経過などから推測することもできます。
Ken-Dのひとこと
大学病院にいると、突発性発疹をみかけるタイミングとしてはやはりけいれんを起こした時です。
通常より長い時間のけいれんや、繰り返したりするけいれんを起こしますので、厄介な点もあります。
しかし基本的には、ほとんどのお子さんが大きくなる過程でかかる一般的なウイルスではあります。怖がりすぎず、特徴を知っておくと安心して理解することができるのではないでしょうか。
それではまた次の投稿でお会いしましょう。



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