こんにちは、Ken-D(けんでぃー)です。
今日は多くのお母さんやお父さんが気になる、夜間のこどもの発熱をテーマにしていきます。
発見のしかた
こどもの体温を毎日測っていますか?
保育園に通園中のお子さんでは、毎朝測定するかもしれませんね。でも生まれたばかりの赤ちゃんや、もう少し大きくなると、絶対毎日測っています、という方は少ないのではないでしょうか。
個人的には、それで全然かまわないと思います。
実際、お母さんが「うちの子、ちょっとなんか熱あるかも(=体熱感)」と感じたお子さんのうち、腋窩温度で37.8度以上の発熱が実際にあったのは39%に過ぎないという報告もあります。逆に、特になにも熱を感じない(=体熱感がない)時は95%が37.8度未満であったと報告されています。
つまり、親の「体熱感なし」は結構信頼できるものというわけです。
なので、熱があるかも、と思ったら測定して熱があるか(医学的には37.5度以上が発熱)を確認しましょう。
受診が絶対に必要な場合
こどもの発熱で、絶対に受診してほしい場合があります。それは
- 生後3か月未満の発熱のとき
- ぐったりして、お水も飲めないとき
- 呼吸が苦しそうなとき
- その他、親からみて絶対におかしい、と思ったとき
です。解説していきましょう。
生後3か月未満の発熱はあぶない?!
感覚的にも、小さい子の発熱が危ない、と思う親御さんが多いと思いますが、医学的にも生後3か月未満のお子さんで発熱している場合は注意が必要です。
生後2か月から定期接種の予防接種が開始されますが、生後3か月未満のお子さんでは、まだ十分に免疫がついておらず、予防接種でカバーするはずの恐ろしい細菌感染症(特に肺炎球菌・インフルエンザ桿菌)などのリスクが否定できません。
また、もともとの体力(予備力)もないので、ちょっとしたウイルスでも重症化する可能性もあります。
そのため、小児科医の常識としては、生後3か月未満の発熱では必ず病院に受診、基本的には入院加療を行う。最低でも血液検査やレントゲンなどの画像検査は行うことが望ましいとされています。
例外としては、予防接種をした翌日までに出た発熱で本人も元気である場合は必ずしも即病院へ受診してください、とはならないこともありますが、それでもまずは病院に問い合わせはしましょう。
ぐったりしているとき、呼吸が苦しそうなとき
発熱に加えてぐったりしていてお水も飲めないときも注意です。
重症な感染症、とくに神経に影響する細菌性髄膜炎の可能性も考慮されるからです。
また、呼吸が苦しそうなときは、肺炎や気管支喘息の可能性も考えられます。必ず入院が必要になるわけではありませんが、咳止めや気管支を広げてあげるお薬が必要な場合も多いので、こちらもしっかり受診するようにしましょう。
親からみておかしいと思った時
「そりゃ、そうだろ」とつっこみたくなるかもしれませんが、お母さんやお父さんからみていつもと何か違うと直感的に思った時も非常に大切な場合があります。
普段の様子を一番よく知っているのは、やはり一緒にいる時間が長い親御さんだと思います。実は小児科の教科書にも書いてあるぐらい、「親の何かがおかしい」を大事にすることが大切とされています。
私も、診察していて、通常の上気道炎(=カゼ)かな、と思っていたけれど、お母さんが「いつもと違う咳をしているんですよねー」とか、「いつもはカゼを引いても元気に走り回るのに、今日はなんか遊びもすぐやめちゃって」みたいな情報をもらって、レントゲンや血液検査をしてみたら実は肺炎になってしまっていた、ということもあります。
最後に
お子さんの発熱について、書いていきましたが、今回はあくまでも夜間の急な発熱で、すぐ受診すべきものを取り上げてきました。
他にももちろん、発熱で注意すべき病気はたくさんありますし、数日かけて診断しなければならないものもあります。
しかし、まずは急いだほうがいいのか、落ち着いて翌日に受診すればいいのか、がとっても大事になってきますから、今回のお話を是非覚えておくといいかな、と思います。
ではまた次回お会いしましょう。

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